IR情報

株主総会資料

第21期(2023年3月期)定時株主総会招集ご通知及び株主総会資料

ごあいさつ

 株主の皆様におかれましては、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。2024年3月期上半期の業績をご送付申し上げます。

 当第2四半期累計期間における売上高は、国内顧客の設備投資の延期、並びに第1四半期のFPD顧客向けの売上減少の影響を受け8億85百万円(前年同四半期比9.2%減)となり、営業利益は85百万円(前年同四半期比36.8%減)となりました。経常利益は、円安による為替差益等の計上により、1億35百万円(前年同四半期比24.7%減)となり、四半期純利益は外国税額控除等による税金費用の減少により1億33百万円(前年同四半期比13.1%減)となりました。

 当第2四半期累計期間における、当社の主要顧客である電子部品業界は、地政学的リスクからのサプライチェーンの強化を目的に、政府からの助成金などによる半導体設備の投資が旺盛な状況です。また、スマートフォンやパソコンなどの需要低迷によるメモリーの在庫調整が進みようやく生産調整の出口が見えつつあります。FPD(Flat Panel Display)市場はスマートウォッチやヘッドマウントディスプレイ等に用いられるマイクロLEDの需要が漸増するものの、テレビ向けの大型パネルおよびパソコン向けの中小型パネルは、生産調整が続いている状況ですが、FPD市場もようやく出口が見え始めております。

 このような状況の中、当社はアナログ半導体向け設計環境の効率化を追求し続けており、主力製品であるSX-MeisterのアナログLSIの設計自動化に向けたACC(Analog Chip Compiler)製品の開発力を強化しました。さらに4年ぶりの対面形式のプライベートセミナーを開催し、SX-MeisterにAIを導入する開発計画、ACCそしてパワー半導体向けソリューションの最新機能を紹介しました。さらに競争力のある代理店製品を拡充し、それらを活用した営業活動を積極的に展開しております。海外市場への販売活動においては、大規模フォトマスクブラウザ︓HOTSCOPEの拡販に注力した結果、売上比率を伸ばしました。ソリューション・ビジネスにおいては、国内の設計委託の活発な需要を受け、売上は堅調に推移しました。

 当下半期におきましても、大学・高専・企業との連携を強化し、主力製品の更なる機能強化に努めてまいります。また、新規リリース製品及び、新規代理販売品の獲得により、製品・サービスの領域を拡大し、平行して積極的な情報発信活動を行うなど精力的に販促活動を進めてまいります。

 株主の皆様におかれましては引き続き、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。

2023年11月