カスタム設計手法を革新する匠の技を利用したSX-Meisterの紹介

報道機関各位

2015年10月1日
株式会社ジーダット

カスタム設計手法を革新する匠の技を利用したSX-Meisterの紹介

 株式会社ジーダット(本社:東京都中央区、社長:河内一往、以下「ジーダット」)は、現在の主力製品であるα-SXを、熟練設計者の匠の技を利用しながら最適設計できる新たな製品シリーズSX-Meister(エスエックス マイスター)としてリニューアルいたします。
 今後重要になるIoT製品でのコアとなる、アナログ、メモリ、パワー、液晶、MEMS等のデバイスベースのカスタム設計においては、製品の品質や設計効率が、設計者のスキルや経験により大きく影響される要素があり、これらの要素をデータ化して、システム的に設計者が利用することは困難でした。
 SX-Meisterでは、これらの要素をデータや、データの作成過程、設計パラメータ、さらには操作方法という「匠の要素」として定量化・見える化を行い、新規設計やマイグレーション設計で、最適設計に適用できるように、匠の要素の定量化・蓄積・解析で設計の最適化・自動化を進めます。
 SX-Meisterは、現在のα-SXのプラットフォームである回路設計用C3とレイアウト設計用Ismoを中心とし、新たに匠要素を蓄積する「匠DB」と、それを解析・見える化する「匠マネージャ」、さらにネットドリブン機能における回路とレイアウトの階層関係を自由に変更できる「フレキシブルネットドリブン機能」からなります。
 これらを土台とし、設計フローを、回路構成を変えないマイグレーションフローと、回路構成から新規に設計するフローに分け、それぞれにおいて自動化・最適化・さらにはスキルの見える化を適用します。
 マイグレーションフローにおける回路設計では、既存回路のデバイス特性を利用し、レイアウト設計では配置・配線情報を利用して、既存データのノウハウを組み込んだ新たなデータを自動生成します。
 新規の回路設計では、デバイス単位ではなく、匠のスキルをテンプレート化し、回路要素単位に設計を可能にする新たな設計手法を構築します。
 新規のレイアウト設計では、参考となる既存データを最終結果だけでなく、任意の時点での作成過程のデータを再現することで、匠の設計者のスキルをデータとして活用することを可能とします。
 
 さらにSX-Meisterでは、iPDKのサポート、スマートGUI、データベースの高速化などの基盤技術も改善します。
 SX-Meisterは、IoT時代に向かってカスタム設計での新たな設計ツールのコンセプトを提案します。

 SX-Meisterは、2016年Q2から順次リリースを行います。

■ 株式会社ジーダット(Jedat Inc.)概要

所在地:東京都中央区東日本橋 3-4-14
設 立:2004年2月2日
資本金:760,007,110円
代表者:代表取締役社長 河内一往
事業内容:電子回路・半導体集積回路・フラットパネルディスプレイ向けの
     設計支援ソフトウェア(EDA)の研究、開発、販売およびコンサルテーション

■ 本件に関するお問い合わせ先

【報道機関】
  株式会社ジーダット 経営企画部 太田裕彦 TEL:03-5847-0312
【お客様】
  株式会社ジーダット 営業本部 事業戦略室 小野信任 TEL:03-5847-0313

以上