PRIMARIUS TECHNOLOGIES社が回路シミュレータNanoSpiceTMをバージョンアップ(バージョン2022.1)

株式会社ジーダット

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お客様各位

2022年6月13日
株式会社ジーダット

PRIMARIUS TECHNOLOGIES社が回路シミュレータNanoSpiceTMをバージョンアップ
(バージョン2022.1)

いつも格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

弊社が国内販売代理店を務めていますPRIMARIUS TECHNOLOGIES社がこのたび、回路シミュレータNanoSpiceTMをバージョンアップいたしました。

■ バージョンアップ項目

  • STATEYE 解析をサポート
    ・高速シリアルインターフェースを評価する際に、信号の品質・遅延をアイパターンで観測しますが、このアイパターンを高速に評価する STATEYE解析をサポートしました。
  • .save/load 機能
    ・.saveコマンドで回路のオペレーティングポイントを保存することができ、また .loadコマンドで保存したオペレーティングポイントをロードできるようにしました。
  • 新モデル対応
    ・UTSOI 102.4をサポートしました。
    ・OMI flowをサポートしました。
  • 新オプション
    ★.option etmiagechk
    ・このオプションは、エージングシミュレーションで、スイープ解析やモンテカルロ解析を行う場合に使用されます。
    ★.option spf_call_mfactor
    ・このオプションは、compatiblelvl=3のときにインスタンスの”m”の取り扱いを指定します。
    ★.option skip_missing_spf
    ・SPFファイルに一つのサブサーキットが定義されているが、プリレイアウトのネットリストに定義がない場合、このオプションで、SPFファイルをスキップするかどうかを指定します。
    ★.option spf_exclude
    ・このオプションは、ポストレイアウトのサブサーキットを削除するために使用します。
    ★.option duplicate_measure
    ・このオプションは、重複したmeasureの処理方法を指定します。
  • ミックスト・シグナル・シミュレーションの改善
    ★amsbindでモジュールを選択
    ・モジュールがverilogとnetlistの両方で重複定義されている場合、amsbindでモジュールを選択します。
    ★波形信号をプローブするための複数の”.tcl”ファイルをサポート
    ・波形信号をプローブするために、複数の”.tcl”ファイルを定義できます。
    ★vsourceの電流と温度のプローブをサポート
    ・”tcl”ファイルで、vsourceの電流と温度を出力するプローブ記述を定義できます。
    ★デジタル信号の波形出力改善
    ・デジタル信号のメタステーブル状態をサポートしました。
    ・”.tcl”ファイルに定義されたデジタル信号の波形を出力するために、デジタル信号波形ファイルtransient.digital.vcd (psfbinフォーマット)が生成されます。
  • その他の改善
    ★パラメータ定義のdef()記述
    ・if/else文中に、def(x)(パラメータが定義されているかどうか)関数を記述できます。
    ★if/elseブロックに .dspf_includeを記述
    ・if/elseブロック中に、.dspf_include文を記述できます。
    ★pspice_includeでmosfet model level=7をサポート
    ・pspiceライブラリー中に、mosfet model level=7を使用できます。
    ★AC LFSR vsourceのサポート
    ・AC vsource にLFSRパラメータを定義できます。
    ★Verilog-Aのlen/substr関数をサポート
    ・Verilog-Aファイルでlen()、substr()関数をサポートしました。
    ★ダイナミックパラメータとして、maxstepオプションをサポート
    ・option maxstepを時系列で変化させることができます。
    ★subcktで定義できるオプションのサポート
    ・subcktに、reltol, lteratio, relref, iabstol, vabstol, rcrlvlを定義できます。
    ★ポストmeasureでPWL波形フォーマットをサポート
    ・ポストmeasureでPWL波形フォーマットが使用可能になりました。
    ★複数のタイムポイントでのスナップショットをサポート
    ・複数のタイムポイントでスナップショットのセーブが可能になりました。

以上


【お問い合わせ先】
 営業技術本部 技術2部 加藤義之
 TEL : 03-6262-8401

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